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飛行機旅行とお金の関係をFPが解説|賢く楽しむための節約術とマイル活用法

「飛行機旅行はお金がかかるから、なかなか行けない…」
そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。

確かに、航空券代・宿泊費・食費などを合わせると、家族での飛行機旅行は数十万円単位の出費になりがちです。
しかし、家計の工夫やマイルの活用で、平均的な収入でも無理なく旅行を実現することは可能です。

私はFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持ち、お金に苦労した経験から「お金と旅行の付き合い方」を実践してきました。本記事では、飛行機旅行とお金の関係をFP視点で解説し、節約のコツやマイル活用術をお伝えします。

目次

飛行機旅行にかかるお金の内訳

飛行機旅行の費用は「航空券」だけではありません。実際にかかる代表的な費用を整理してみましょう。

  • 航空券代
    → ANAやJALなどの大手航空会社か、LCC(格安航空会社)かで大きく変わります。
  • 空港までの交通費
    → 家族で新幹線や高速バスを利用すると、往復だけで数万円かかることも。
  • 宿泊費
    → 1泊あたり5,000円〜20,000円。観光地やハイシーズンは特に高額に。
  • 食費・現地交通費
    → 外食やレンタカー、公共交通機関の利用などで数万円。
  • お土産・娯楽費
    → 観光施設の入場料や記念品も意外と大きな出費に。
おっとー先生

例えば、家族3人で北海道に3泊4日の旅行をした場合、20〜40万円程度になることもあります。

FP視点|旅行は「消費」ではなく「経験への投資」

FPとして相談を受ける中でよくあるのが、
「旅行は贅沢だから我慢すべき?」という悩みです。

しかし私は、旅行を”単なる消費ではなく「経験への投資」”と考えています。
旅行を通じて得られる家族の思い出や学びは、将来にわたって価値を持つからです。

  • 子どもの教育(歴史・自然・文化を体験)
  • 夫婦のコミュニケーション
  • ストレス解消による健康効果
おっとー先生

FP的に言えば、旅行は「消費」ではなく「ライフイベント投資」と考えるべきなのです。

わたしの家族では北海道の美瑛の景色や、沖縄でヤドカリと遊んだ思い出など「あの時はさ♪」とよく話し合っています。
この思い出は我が家にとって、子供の成長とともにある「資産」です。

とはいえ、経験への投資だからと言って年中旅行に行っていては、家計がもちません。

大切なのは「どのくらいお金をかけても家計に無理がないか」を見極めること。
そのためには、旅行専用の積立や予算管理が有効です。

家計で旅行費用をどう積立てる?

「旅行は好きだけど、お金が不安…」という方におすすめなのが、目的別貯金です。

旅行専用の口座を作る

給料日に自動で1万円を旅行口座へ移す。これだけで、年間12万円の旅行資金が確保できます。
「お金が余ったら旅行」ではなく、「旅行のために先取り」するのが成功のポイントです。

クレカ決済を組み合わせる

固定費(電気代・スマホ代など)をクレカ払いにしてマイルを貯め、その分を旅行に還元。
支出を変えずに「旅行資金が増える」仕組みを作れます。

  • 年1回旅行 → 年間予算を「生活費の5〜10%以内」に設定
  • 2年に1回旅行 → 月5,000円ずつ積立て → 2年で12万円貯まる
  • 家族旅行 → 子どもの成長に合わせて「イベント積立」として確保
おっとー先生

ポイントは、「余裕資金から計画的に積立てる」ことですね。

飛行機代をお得にする4つの基本

飛行機旅行で一番大きな出費は航空券。ここを抑えるだけで、旅行費用全体がぐっと下がります。

マイルを貯める

クレジットカードの利用や航空会社のキャンペーンでマイルを貯めるのは基本中の基本。
例えば年間100万円のカード決済があるなら、国内往復分の航空券が実質無料になるケースもあります。

  • 日常の支払いをマイルが貯まるクレジットカードにまとめる
  • ANAカードやJALカードを利用し、家族分の航空券を節約
  • 「陸マイラー活動」で、飛行機に乗らなくてもマイルを貯めることが可能

例:月10万円の生活費をマイル対応カードで支払えば、年間で1〜2万マイルが貯まる → 国内往復航空券が手に入る。

早割・LCCを活用

大手航空会社の「早割」、またはLCC(格安航空会社)を使えば、同じ区間でも価格差は2倍以上になることも。
「移動にお金をかけるか、現地体験にかけるか」を明確にすることが大切です。

  • LCC(ピーチ、ジェットスターなど) → 大手の半額以下になることも
  • ANA/JALの早割 → 半年前に予約すれば2〜4割安い
  • 比較サイトの活用 → スカイスキャナーやトラベルコで最安値をチェック

同じ路線でも予約の仕方や時期で「数万円の差」が出るのが航空券の特徴です。
購入時期は、新幹線やバスなどとは違い搭乗日に近づくほど高額になります。

平日・閑散期を狙う

土日や連休は高く、平日やオフシーズンは安い――これは鉄則です。
子育て世帯では難しいこともありますが、“時間の自由度”をお金に変える発想を持つと有利です。

宿泊と航空券をセットで予約する

  • 旅行サイトの「航空券+ホテルパック」を利用すると、個別予約より安い
  • 家族旅行なら、2〜3万円の節約になることも
  • クーポンやポイントも同時に活用するとさらにお得

じゃらんや楽天トラベルなど、日常的に貯めているサイトがあれば、利用することをオススメします。

FPが実践した「飛行機旅行×節約」体験談

私自身、平均年収以下の時期に「旅行は無理だ」と諦めかけたことがありました。
しかしFPの勉強をきっかけに、お金の使い方を変え、実際に次のような旅行を実現しました。

  • 北海道旅行(3泊4日・家族3人)を約10万円で実現
    • 2年間で貯めたマイルを使って航空券代をゼロに
    • ホテルは早期予約+旅行サイトのクーポン活用またホステルと言ったバックパッカーの宿など利用
    • 食費は観光地での外食を行きたいところだけ厳選し、他は地元スーパーや市場を活用

このとき感じたのは、
「お金がないから旅行できない」ではなく
「仕組みを知って工夫すれば行ける」
ということでした。

もしかすると「そんな節約ばかりの旅行なら楽しめない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし「飛行機に乗って家族で旅行に行った」という経験は、何年たっても家族の思い出話として語り合える大切な時間になります。
さらに「また行きたい!」という気持ちが、普段の生活を見直し、家計管理を工夫するきっかけにもなります。
そうして迎える次の飛行機旅行では、きっと今よりもゆとりのある予算で楽しめるはずです。

おっとー先生

「次の旅行のため!」と目的をもって家計を整えると、不思議とブレずにお金が貯まっていきますよ。

まとめ|飛行機旅行とお金のバランスを取ろう

飛行機旅行には航空券以外の費用もかかる

  • 家計の中で無理なく「旅行積立」を作るのがFP的おすすめ
  • 節約は「マイル・早割・セット予約」を活用するのがカギ
  • 旅行は浪費ではなく、家族の経験への投資

FP視点での結論は、
「旅行費用を計画的に積立て、マイルや制度を活用すれば、飛行機旅行は誰でも無理なく楽しめる」
ということです。

「いつか行きたい」を「行けてよかった」に変えるために、今日から一歩行動してみましょう。

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この記事を書いた人

平均年収でも実現できた「家族の飛行機旅行」

私が年収400万円ほどだった頃、思い切って支出を見直し、飛行機で家族旅行に行きました。

その経験は、私たち家族にとって大きな「人生の分岐点」でした。
特別な家族旅行がもたらしたものは…

・自己肯定感や満足度のアップ

・子どもにとって貴重な体験

・生活改善から資産形成へとつながる一歩

「やっておけばよかった」と後悔する前に、小さくても行動を起こすことが大切です。

この記事では、夫婦+子ども2人の4人家族が、
どうやってお金をやりくりして飛行機旅行を実現したのか?

今も定期的に旅行へ行けている方法は何なのか?

を、FP資格保持者としての視点も交えながら紹介します。

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