【FPが徹底比較】ANAカードとJALカード、どっちがお得?

ANA・JALどっちがお得?

飛行機に乗るたびに気になるのが「ANAマイル」と「JALマイル」。
どちらのカードを作るべきか、悩む方は多いですよね。

ペンギンくん

将来飛行機に乗ってみたいから、マイルを貯めてみようかなーと思うんだけど、どこのマイルを貯めたらいいのかなー。

おっとう先生

よし!じゃ、ANAとJALの特徴とどっちがおすすめか解説していこうか。むずかしい言葉を使わずにわかりやすく説明するぞ。

この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から
「ANAカード」と「JALカード」をマイルの貯まり方・特典・利便性の3つの観点で徹底比較します。
最後に「どんな人にどちらがおすすめか」もまとめました!

目次

結論:迷ったら「ANAカード」から始めるのがおすすめ

結論から言うと、
日常の買い物でコツコツ貯めたい人 → ANAカード
旅行を頻繁にする・JAL便をよく使う人 → JALカード

理由を詳しく見ていきましょう。

① マイルの貯まりやすさ比較

比較項目ANAカードJALカード
基本マイル還元率0.5〜1.0%0.5〜1.0%
提携ポイント楽天ポイント、Tポイント、WAONポイントなどPontaポイント、dポイント、WAONポイントなど
クレカ利用での貯まりやすさ三井住友・楽天・アメックスなど多彩JCB・三菱UFJニコスなど中心
主な特約店セブンイレブン系列などイオン系列など
搭乗ボーナスマイル10〜50%UP10〜25%UP
年会費2,200円〜(一般)2,200円〜(普通)

特徴・実例

  • 両カードとも基本還元率は 0.5〜1.0%(100〜200円で1マイル) が一般的。
  • 特約店(提携店舗)での還元率が大きく差が出る:
    • ANAカード:100円で1〜2マイルになる特約店あり。       
    • JALカード:100円で1マイルを得るには「ショッピングプレミアム」加入(年額4,950円)などの条件あり。

ANAは基本的に特約店のみでしかマイルは貯まりません
その代わりにVポイントを貯めて、マイルに移行するという仕組みです。
ただ特約店では、Vポイントとマイルの2重取りができるので積極的な利用をおすすめします。

ショッピング2倍コース 6,600円/年に加入すると、2倍の交換レートでVポイントをマイルへ交換できます。

「どれくらいマイルが貯まるか」が実際的な使いやすさを左右します。

🔹 FPの視点コメント:
ANAカードのほうが提携カードが多く、ポイント交換ルートも豊富です。
たとえば楽天ポイントやdポイントをANAマイルに変えられるため、普段の買い物でも貯めやすいのが特徴。
※JALマイルにも変えられるが、ひと手間かかる(ほかポイントサイトを経由必要)

特約店はマイルを貯めるために意識しよう!
セブンイレブン系列によく行く方はANA
イオン系列によく行く方はJAL を選ぶとマイルがザクザク貯まります。

おっとう先生

ANAはマイル・ポイントを貯めやすいが、マイル移行の手続きが必要。
JALはマイルしか貯められないが、仕組みがシンプルでわかりやすい。

② 特典・サービス比較

特典内容ANAカードJALカード
空港ラウンジ利用ゴールドカード以上で可ゴールドカード以上で可
旅行保険最高5,000万円(カードによる)最高5,000万円(カードによる)
家族カードあり(同等のマイル付与)あり
提携ホテル優待マリオット、ヒルトン、ANAクラウンなどJALパック、ワンハーモニー(オークラなど)
特典航空券の取りやすさやや取りづらい時期あり比較的取りやすい

🔹 FPの視点コメント:
ANAは提携ホテルが豊富、JALは旅行商品(JALパック)との連携が強い印象。
「旅をトータルで楽しむ派」→ANA、
「航空便を重視する派」→JAL
が合います。

ANA唯一のデメリットが、特典航空券の取りづらさ
ANAはマイルを貯めやすくANA派が多いため争奪戦に。マイルを貯めても特典航空券に使えないのでは本末転倒。

その点、JALは特典航空券を取りやすい。わたしの経験上、直近の旅行でなければ取れなかったことはありません。

おっとう先生

提携ホテルはANAが有利。けれど、特典航空券を取りにくいという致命的なデメリット。
ここはJALが一歩有利だな。

③ マイルの使いやすさ・有効期限

項目ANAカード(一般)JALカード(普通)
年会費2,200 円(初年度無料)2,200 円(初年度無料)
家族カード年会費1,100 円1,100 円
特典航空券への交換5,000マイル〜6,000マイル〜
他社ポイントへの交換楽天、TポイントなどへOKdポイント、PontaなどへOK
国際線提携航空会社スターアライアンス(ANA)ワンワールド(JAL)
マイル有効期限36か月(条件付きで5年まで延長可)36か月
初回発行ボーナス/継続ボーナス+1,000マイル(発行・継続) 初搭乗ボーナス +1,000マイル、継続搭乗ごと +1,000マイル

🔹 FPの視点コメント:
ANAはスターアライアンス加盟のため、ユナイテッド航空・シンガポール航空などでも使えます。
JALはワンワールド加盟(カタール・フィンエアーなど)なので、海外旅行好きなら提携先の好みで選ぶのもアリです。

両カードとも年会費・家族カード年会費は同額なので、コスト面では横並びです。

特典航空券への交換は、ANAの方が少ないマイルで交換が可能

一方、ANAカードの「有効期限5年まで延長可」という点が、お金を貯めてから使うスタイル(陸マイラー向き)には有利です。※スカイコインを利用する。

“ノルマ”なく継続ボーナスが得られるANAカードの方が、乗らない・旅行頻度が少ない方にはやさしい設計です。

特典航空券の使いやすさ比較

項目ANAJAL
マイル形態「L」 ローシーズン
「R」 レギュラーシーズン
「H」 ハイシーズン
3価格帯固定
変動価格
繁忙期・時間帯・残り席数により変動
マイル必要量少ない多い
予約の取りやすさ
国内線多くの離島は提携LCCのみ離島に強い
国際線世界全般強いが、グアム航路の特典航空券はないアメリカ・ハワイは強いが、ヨーロッパはANAに劣る

🔹 FPの視点コメント:
ANAとJALは国際線提携航空会社が違うため、それぞれ得意航路が違います。
マイルを利用して将来どんな旅行をしたいか?によって決めてもいいですね。
「世界全般を楽しみたい」→ANA。
「アメリカ・ハワイ・グアム・国内離島を楽しみたい」→JAL
が合います。

おっとう先生

マイルの使いやすさ・有効期限はANAの方が一歩リード。
しかし、ハワイ・グアム・離島(宮古島など)のように海好きにはJALがおすすめ。

④ 旅行派・家族派・節約派におすすめの選び方

タイプおすすめカード理由
家族旅行派ANAカード(ファミリーマイル可)有効期限を5年まで延長し、家族全員分マイルを貯めることができる。
飛行機を頻繁に利用する/出張が多いJALカード航空便重視・予約の取りやすさ重視ならこちらが安心感あり。
日常の買い物でコツコツ貯めたいANAカードポイント交換ルートが豊富で、生活習慣からマイル化しやすい。
セブンイレブン系列の買い物が多いANAカード特約店のためポイントとマイルの2重取りが可能。
イオン系列の買い物が多いJALカード特約店のためマイルが2倍のスピードで貯まる。
海外旅行をメインに考えているANAカード(スターアライアンス強い)提携航空会社が多く世界中の選択肢が広い。
マイルをホテル宿泊にも使いたいANAカードマリオットやヒルトンなど提携ホテル優待が多い。
国内旅行・離島・グアム・ハワイメインJALカード特典利用の観点からこのパターンには強みあり。
旅行の時期はいつも長期連休JALカード特典航空券の取りやすさ。
おっとう先生

自分のタイプからANAかJALを選んでもいいぞ

FPが見る「損しないカード活用法」

  1. 特約店を積極的に活用する
     →ANAはマイル・ポイントの2重取り。JALはマイルが2倍。
  2. 固定費をカード払いにまとめる
     → 携帯・光熱費・保険料などで毎月1,000〜2,000マイルUP。
  3. ポイントサイト経由で入会
     → モッピーやハピタス経由で10,000〜20,000円分の還元も。
      ただし公式から加入した方が結果的にお得なこともある。確認をしよう!
おっとう先生

この3点を意識するだけでマイルの貯まるスピードは上がっていくぞ!

まとめ:あなたに合うのはどっち?

どちらも優れたカードですが、
マイルを「日常生活で効率よく貯める」ならANA、
「フライト中心で確実に使う」ならJALです。

特に初めてマイルを貯める方は、
楽天ポイント・dポイント経由で貯められるANAカードの方が継続しやすく、初心者向けです。
目に見えてマイルが貯まっていくと、やる気が出ますしね。

マイルを利用する時期が長期連休など混雑日という方は、
特典航空券の取りやすさでJALの方がおすすめ。

ANA・JALどちらかに決められないという方は

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こちらの記事で紹介している⑤~⑩のクレカのように、他社のポイントを貯めてからマイルに移行するカードを選ぶことも一つの方法です。
ただしデメリットとして、マイル還元率を考えてマイルへ移行せずにポイントとして使用する方が多いことが言えます。個人の自由ですが、これでは結局のところ「飛行機に乗る」という体験をできません。

やはりFP視点からは、マイルを直接貯めて飛行機旅行に使うというシンプルな考えがおすすめ。
シンプルにしておくからこそ、次のステップである家計管理にも進むことができます。
マイルは継続こそが大切。

ANA・JALのどちらを選ぶにせよ、重要なのは「早く始めること」です。
マイル制度・キャンペーン内容・特典必要数は年々変化します。
あなたのマイル旅が、FP視点で「賢く」そして「楽しく」なりますように。
良き旅を!

ご参考リンク


ANA・JAL特約店早見表(2025年)

ANA カードマイルプラス加盟店JAL 特約店
100円で1マイル
 ・スターバックス
 ・マツモトキヨシ
 ・ココカラファイン
 ・アカちゃんホンポ
 ・H&M
 ・THE BODY SHOP

200円で1マイル
 ・セブンイレブン
 ・ヤマダ電機
 ・ベスト電器
 ・apollostation・出光・シェル
 ・高島屋
 ・大丸・松坂屋
 ・阪急百貨店
 ・阪神百貨店
 ・楽天
100円で1マイル
(ショッピングプレミアム加入、100円で2マイル)

 ・FamilyMart
 ・スターバックス
 ・RoyalHost
 ・イオン
 ・welcia
 ・nojima
 ・ビックカメラ
 ・マツモトキヨシ
 ・ココカラファイン
 ・コナカ
 ・紀伊國屋書店
 ・大丸・松坂屋
 ・プリンスホテル
 ※ENEOSは脱退しました

200円で1マイル
 ・楽天など

国際提携加盟航空連合早見表(2025年)

ANAJAL
加盟航空連合スターアライアンスワンワールドアライアンス
加盟社数25社(+10社提携)14社(+7社提携)
航空会社エーゲ航空
エア・カナダ
中国国際航空
エア・インディア
ニュージーランド航空
全日本空輸
アシアナ航空
オーストリア航空
アビアンカ航空
ブリュッセル航空
コパ航空
クロアチア航空
エジプト航空
エチオピア航空
エバー航空
LOTポーランド航空
ルフトハンザドイツ航空
深圳航空
シンガポール航空
南アフリカ航空
スイス インターナショナル
エアラインズ
TAPポルトガル航空
タイ国際航空
ターキッシュ エアラインズ
ユナイテッド航空
ITAエアウェイズ(2026年上半期加盟予定)

スカイチーム
(コードシェア便限定マイル付与)
 ガルーダ・インドネシア航空
 ベトナム航空
 ヴァージン アトランティック航空

提携航空会社
マイル付与対象)
 エアドロミティ(ルフトハンザ)
 マカオ航空
 エティハド航空
 ユーロウィングス(ルフトハンザ)
 オリンピック航空
 フィリピン航空
 ヴァージン・オーストラリア航空
 アラスカ航空
 アメリカン航空
 ブリティッシュ・エアウェイズ
 キャセイパシフィック航空
 フィンエアー
 イベリア航空
 日本航空
 マレーシア航空
 カンタス航空
 カタール航空
 ロイヤル・エア・モロッコ
 ロイヤルヨルダン航空
S7航空(2022年一時会員資格停止)
 スリランカ航空
 フィジー・エアウェイズ
 オマーン・エア(2025年6月30日加盟予定)

スカイチーム
(マイル付与対象)
 大韓航空
 エールフランス
 中国東方航空

提携航空会社
(マイル付与対象)
 バンコクエアウェイズ
 エミレーツ航空
 ハワイアン航空
 LATAM航空
 
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この記事を書いた人

平均年収でも実現できた「家族の飛行機旅行」

私が年収400万円ほどだった頃、思い切って支出を見直し、飛行機で家族旅行に行きました。

その経験は、私たち家族にとって大きな「人生の分岐点」でした。
特別な家族旅行がもたらしたものは…

・自己肯定感や満足度のアップ

・子どもにとって貴重な体験

・生活改善から資産形成へとつながる一歩

「やっておけばよかった」と後悔する前に、小さくても行動を起こすことが大切です。

この記事では、夫婦+子ども2人の4人家族が、
どうやってお金をやりくりして飛行機旅行を実現したのか?

今も定期的に旅行へ行けている方法は何なのか?

を、FP資格保持者としての視点も交えながら紹介します。

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