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【JAL日本航空】マイルを使って特典航空券。購入とマイルはどちらがどのくらいお得?か比較した

JALmiles

JALカードをメインカードにしている方、またはJALカードを検討している方のほとんどは、「マイルを使って飛行機に乗りたい!」という理由ですよね。
そうです。ぼくもそのひとり。
しかし実際に本当にお得なのか?気になりますよね?

そこで今回は、

  • マイルを使って航空券をGET
  • お金で購入して航空券をGET

どちらがどれくらいお得かを検証したいと思います。

今回の記事を見ると、年会費を払ってでもJALカードは本当にお得か?がわかります。

結論ですが、JALカードお得です!

ペンギンくん

ところで、マイルって改悪されてオワコンって聞くけど、それでもお得なの?

おっとー先生

そうだね、じゃあまずは改悪の内容から見てみようか。

目次

JALカード改悪6項目

JALカードは何度も改悪されているということは有名だと思います。そもそもJALカードに限らず、クレジットカードの特典は最初はお得で、ゆっくり改悪に進んでいくというのが世の流れ。

ということで、まずは改悪内容を理解しておきましょう。

マイル積算率の低下

航空券購入時に獲得できるマイル数が減少したり、特典マイルの条件が厳しくなりました。またJAL便以外の航空会社を利用する際や、特定のサービス利用におけるマイル積算率が低下しました。

年会費の値上げ

特に「JALカード アメリカン・エキスプレス・カード」や「JALカード プラチナ」などの高ランクカードでは、特に年会費が増加しました。またマイルが2倍貯まる「ショッピングプレミアム」も年会費が増加しました。

空港ラウンジサービスの変更

JALカードには空港ラウンジを利用できる特典がありますが、その利用条件が変更されました。例えば、同伴者の利用に追加料金が発生するようになったり、ラウンジの利用可能空港が減少しました。

ボーナスマイル付与条件

ボーナスマイルを獲得するための条件が厳しくなったケースがあります。以前は獲得できたボーナスマイルが、今では特定の条件を満たさないと付与されないことが多く、結果的にマイルがたまりにくくなりました。

※ボーナスマイルとは飛行機に乗ったらもらえるマイル。

まとめると、飛行機に良くなる方には改悪。日頃乗らない陸マイラーには特に関係のない改悪です。

特典内容の変更

特典航空券の必要マイル数が増えたり、特典を交換する際の条件が変更されました。必要なマイル数が多いことで、以前と同じような感覚では飛行機に乗れなくなりました。

まとめると、例えば羽田→那覇。大人片道が、繁盛日、時間帯問わず一定の7,000マイルで行くことができました。改悪後は、現金購入した場合と同様に繁忙期と時間帯により必要マイル数が変動することに。

今まで7,000マイルで行けた場所が10,000~15,000マイル必要になり「え!?マイル足りないよー」となりました。

JALカードの特典交換レートの改悪

JALカードの一部特典サービス(例えば、提携サービスを利用してのポイント獲得など)が、以前よりも制限されることがあります。これにより、カードの利用価値が下がったと感じる方が増えました。

まとめると、ポイ活をしにくくなった。例えばマイル→Amazonへの交換レートが1%〜0.8%へ改悪された。ということ。

※変更内容の詳細や具体的な変更点は、JALカードの公式サイトで最新情報をチェックすることをおすすめします。

ペンギンくん

こんなにも改悪されていたなんて。。もうJALカードはやめようかなー。

おっとー先生

いやいや、ちょっと待ってね。本当に今でもお得なのか?これから検証してみよう。

それでもお得か?実際に羽田空港から那覇空港(沖縄)で比較検証

それでは実際に、航空券の購入とマイル手配とで比較していきます。

比較検証の条件は以下とします。

  • 行き先:羽田空港から那覇空港(沖縄)
  • 時期:夏休みのお盆。8/9から8/11の2泊3日旅行
  • 航空券:エコノミークラス
  • 半年前の1/30に航空券を手配することとします。(航空券の料金は人気の時期・時間帯・飛行機の残り席数により変動)
  • 購入の航空券は往復セイバー(変更不可のもっとも安いチケット)

※JALの航空券購入の場合、座席種類にセイバーとフレックスがあります。

セイバーフレックスマイル特典航空券
価格安い高い
日時変更
キャンセル料出発前:税抜運賃額の約5%相当額✕ かからない国内線:1,000円
国際線:3,100円
提携社: 〃 

またセイバーの中でも往復とスペシャルがあります。
特徴は以下です。

往復セイバースペシャルセイバーセイバー
価格最も安い安いセイバーの基本価格
購入条件往復で購入することで5%割引28日前の予約1日前の予約

ちなみに、最も安い往復セイバーとフレックスの価格差は次の通りです。

※画像のセイバー・スペシャルセイバーの価格が凄く安く見えますが、満席となっており選択できません。実際に選択できる便は往復セイバーとフレックスの間の価格になっています。

夏休みのお盆期。8/9、羽田→那覇。

  • 往復セイバーは57.667円
  • フレックスは60,670円
    価格差3,003円。大人片道料金でこの差となります。

また家族構成のシュミレーションは以下で比較しました。

  • 夫婦2人家族
  • 夫婦2人と幼児(2歳)1人の3人家族
  • 夫婦2人と小学生2人の4人家族

最後に、比較の一覧表もつくったのでご覧ください

夫婦2人家族

購入する場合

8/9往路、大人1人の片道料金
羽田→那覇の航空券チケット代

最高値は直通便の6:30発→9:00着便
¥57,667

直通便最安値は15:50発→18:25着便
¥40,006

乗継便最安値は6:25発→11:20着便
¥25,283(6か月前で満席完売)
※以下、乗継便は満席のため検証に含みません。

8/11複路、大人1人の片道料金
那覇→羽田の航空券チケット代

最高値は直通便の15:35発→18:15着便
¥36,244(6か月前で残り4席)

直通便最安値は11:55発→14:30着便
¥19,733

乗継便最安値は7:15発→11:45着便
¥25,283(6か月前で残り7席)

ということで、夫婦2人家族の料金は総額で
最高値では往復¥187,822
最安値では往復¥119,478

※比較は直通便のみ。乗継便計算外。
となります。

マイルの場合

大人1人分の往路片道分マイルが、
最高値は6:30発→9:00着便
35,500マイル+¥610
※+料金は国内旅客施設使用料

最安値は15:55発→18:25着便
25,500マイル+¥610

※乗継便は満席のため直通便のみ比較対象。

同じように帰りの便も調べると、
最高値は直通便の15:35発→18:15着便
23,000マイル+¥610(6か月前で残り4席)

最安値は直通便の10:55発→13:30着便
9,000マイル+¥610

ということで、夫婦2人家族の必要マイルを合計して
最高値で往復117,000マイル+¥2,440(国内旅客施設使用料)
最安値で往復69,000マイル+¥2,440(国内旅客施設使用料)
となります。

夫婦2人と幼児(2歳)1人の3人家族

お子様が2歳以下(幼児)の場合、国内線では膝にのせることで料金は発生しません。
(国際線は3歳まで)

ただし、席を使用する場合は、小人料金(小人は25%割引)が発生します。

多くの方は、席は使用せずお子様を膝に乗せています。このことから、「夫婦2人のパターン」と同じ料金になるため、検証は省略します。

夫婦2人と小学生2人の4人家族

購入した場合

最高値で往復の家族総額¥328,060
時間帯は夫婦2人の時と同じ便になります。(※以下同様)
〇内訳(1人当たり)
 往路大人¥57,667(小人¥43,093)
 復路大人¥36,244(小人¥27,026)
 ※小人は25%割引

最安値で往復の家族総額¥208,458
〇内訳(1人当たり)
 往路大人¥40,006(小人¥29,848)
 復路大人¥19,733(小人¥14,642)
 ※小人は25%割引

マイルの場合

最高値で往復の家族合計234,000マイル+¥3,640(国内旅客施設使用料)
※マイルに小人割引はありません。

最安値で往復の家族合計138,000マイル+¥3,640(国内旅客施設使用料)
※マイルに小人割引はありません。

以下に一覧表としてまとめます。

家族パターン購入した
往復の総額
マイル交換した往復の総額1マイルの価値は?1マイル1円とした差
購入金額ーマイル総額
夫婦二人最高値¥187,822最高値 117,000マイル
+¥2,440
(国内旅客施設使用料)
187,822/117,000=1.60531
1.6円
187,822-117000-2,440-24,750(※1)=43,632円得
最安値¥119,478最安値 69,000マイル
+¥2,440
(国内旅客施設使用料)
119,478/69,000=1.73156
1.7円
119,478-69,000-2,440-24,750=23,288円得
夫婦二人と小学生二人最高値¥328,060最高値 234,000マイル
+¥3,640
(国内旅客施設使用料)
328,060/234,000=1.4019
1,4円
328,060-234,000-3,640-24,750=65,670円得
最安値¥208,458最安値 138,000マイル
+¥3,640
(国内旅客施設使用料)
208,458/138,000=1.51056
1.5円
208,458-138,000-3,640-24,750=42,068円得

(※1) 24,750 JAL普通カードの年会費を3年間払った総額
〇内訳
・カード年会費¥2,200
・家族会員¥1,100
・ショッピングプレミアム¥4,950
をマイル有効期限の3年間支払った総額¥24,750

比較した結果、マイルの実質価値は1.4円~1.7円ということがわかりました。
小人料金は25%割引ですが、マイル交換量は大人と同じ。
それでもマイルの価値は1.4円あるのでお得ですね。

ペンギンくん

ふーん。とはいえマイルの実質価値って言われてもよくわからないなー。

おっとー先生

じゃあ1マイル1円として計算した場合、どのくらいお得か?まとめたから、表をもう一度見てごらん。

夫婦2人の最高値の場合、187,822-117,000-2440-24,750=43,432円お得。
購入金額ーマイル総額ー国内旅客施設使用料ーJAL普通カードの年会費を3年間払った総額=「お得さ」

このことからマイルの方が実質お得ということがわかりますね。

まとめ

JALカードが改悪されたことは非常に残念です。

ただ、それでも今回比較してわかったように航空券を購入するより、マイルで航空券を手配する方がお得に手に入ります。

このことから「飛行機に乗りたい」と考える方にはJALカードはお得ということがわかります。

わたしはポイ活はせず、普通に生活していたら勝手にマイルが貯まっていた。そして、「お金を払わずに飛行機に乗れた!」という感覚が大好きで、JALカードを保有しています。

今回の比較検証で、マイルのお得さを知り、さらにマイルを使い無料で飛行機に乗れることのすばらしさを知って欲しいです。

なかなか航空券を購入して、飛行機で家族旅行に行くことは、お金の心配があり、あきらめてしまう方が多いと思います。しかし、マイルでしたら、無料で飛行機に乗れます。特にお子さんのいるご家庭でしたら、いい体験になり、将来のいい経験になります!この経験から世界に興味を持ってくれたら…そんな「未来の可能性」が無料で手に入ります。

JALカード、おすすめですよ。

また他に航空系マイルが貯まるクレジットカードとして、ANAカード、マリオットボンヴォイアメックスカードがあります。

こちらはまた後日紹介したいと思います。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

平均年収といわれる年収400万円の頃に、支出を見直し飛行機で家族旅行へ。その経験が人生の良き分岐点。
特別な家族飛行機旅行により
・自己肯定感・満足度がアップ。
・こどもにとってのいい経験。
またその時に見直した生活で、今となっては資産形成まで進んでます。
「あの頃やっておけばよかった」という後悔は今日無くしましょう!
夫婦と2人のこどもの4人家庭が、どうやって飛行機旅行へ行ったか?
また今でも定期的に行っている方法を紹介します。

FP資格保持。友人のFP相談に日頃答えてます。

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