【2025年版】おすすめパスワード管理ツール5選|無料〜有料まで徹底比較【初心者向け】

おすすめパスワード管理ツール

最近は銀行やSNS、ショッピングサイトなど、
覚えておくべきパスワードが10個以上あるのが当たり前になりました。

しかし、
・同じパスワードの使い回し
・紙やメモ帳で管理
・スマホのメモに保存
といった管理方法は、リスクが非常に高いことをご存じでしょうか?

先ほどの記事【初心者向け】パスワード管理ツールのメリット・デメリットを徹底解説でもお伝えした通り、
今は「自分で覚える時代」ではなく──
ツールに“安全に、正確に”任せる時代です。

そこで本記事では、
実際に愛用者が多く、世界でも評価されているパスワード管理ツール5つを厳選して比較!

  • 無料で十分使えるもの
  • 安全性が特に高いもの
  • 家族でシェアできるもの
  • 初心者でも迷わないもの

など、それぞれの特徴を丁寧に解説します。

あなたに最適な1本がきっと見つかります。

おっとう先生

最後に、「あなたに最適なツールを選ぶための基準」をわかりやすくまとめたから見ていってよ

目次

おすすめパスワード管理ツール5選

ツール名特徴コスト初心者向け家族利用
Bitwarden無料で使えるコスパ最強。拡張性も高い。無料~⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
LastPassUI※1がわかりやすく、スマホ&PC連携は有料のみ。月額3ドル⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
1Password家族共有・複数端末の同期がスムーズ。月額3ドル⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
KeePass完全ローカル管理でセキュリティ重視。無料⭐⭐⭐⭐
iCloudキーチェーン
Googleパスワードマネージャー
Apple・Androidユーザーなら設定が簡単で一体化。無料⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
※1:UI=ユーザーインターフェース(画面の見やすさ)

Bitwarden(ビットウォーデン)

出典:https://bitwarden.com/ja-jp/

無料プランでも使いやすいことで有名
無料プランでできることの一例として、パスワードやクレジットカード情報、メモの保存が無制限でできます。

また複数のデバイス間(スマホとPC。夫スマホと妻スマホなど)で同期も可能

オープンソースでコードが公開されているため、セキュリティ専門家による監査を受けやすい特徴があります。

・オープンソースでコードが公開されているため、セキュリティの専門家による監査を受けやすい。
無料プランでも、十分な機能が無料で提供されているため、コストを抑えたいユーザーにとっておすすめ。
・Windows、Mac、Linux、iOS、Androidをはじめ、主要なプラットフォームに対応している。
またブラウザ拡張(Chrome、Firefox、Edge、Safari)にも対応。

・他のパスワード管理ツールと比較すると、インターフェースは少しシンプル
・無料プランでも多くの機能を提供しているが、
  例えばデバイス間同期をより柔軟に利用したい場合。
  2段階認証機能を最大限活用したい場合。などには、プレミアムプラン(有料)の契約が必要。
・オープンソースのプロジェクトのため、公式サポートが他の商業的なツールに比べて劣る。
 またサポートがフォーラムやヘルプドキュメントのため、即時対応が必要な場合には少し不便。

料金
・無料プランあり
・プレミアムプラン
  1ドル/月年払い
  年間10ドル
  ※1人まで
・家族プラン
  4ドル/月年払い
  年間40ドル
  ※6ユーザーまで

・無料で使用したいが、セキュリティは非常に強力、パスワードの保存に関しても安心なものを求める方。
・サポートは少し対応が遅くても大丈夫という方。

公式HP:Bitwarden(ビットウォーデン)

LastPass(ラストパス)

出典:https://www.lastpass.com/

シンプルで直感的なインターフェースが特徴
パスワード管理初心者でもすぐに使い始めることができる。

無料プランでは無制限のパスワード保存や、自動入力、パスワード自動生成機能がある。
しかしデバイスの固定をされ、デバイス間の同期ができない
(2021年3月にデバイス制限の改悪があり、モバイルかPCのどちらか1つのみに。)

ゼロ知識アーキテクチャ・セキュリティチャレンジ・緊急時のアクセス機能といった機能がある。
※詳細は下記参照。

・非常にシンプルで直感的なインターフェース。
・無料プランでも、無制限のパスワード保存や、自動入力、パスワード自動生成機能がある。
また、クレジットカード情報やメモも保存できる。
2 段階認証(2FA)やセキュリティ アラート機能があり、不正アクセスやパスワード漏洩のリスクを考慮することができる。
ゼロ知識アーキテクチャーといい、ラストパス社の従業員ですらも、パスワードデータにアクセスできないという機能がある。
セキュリティチャレンジといって、使用中のパスワードの脆弱性と使いまわしを確認する機能がついている。
もしあった場合は、より強固なパスワードを一括で自動生成できる。
緊急時のアクセス機能があり、もしも事故や入院で本人がアクセスできなくなった場合、一定の期間が過ぎると、あらかじめ設定したおいた家族などにアクセス権が移る機能。
有料ではあるが、家族がITに弱い場合におすすめ

複数デバイスの同期が制限される(無料プラン)
・問題が生じた際、カスタマーサポートでの対応となるため、特に技術的な問題やトラブルが発生した際に迅速に解決されないことがある。
セキュリティ問題(過去に脆弱性が危険)
2022年8月にハッキングによるデータ漏洩。ソースコードが流出。
ソースコード非公開だが、流出したため不正アクセスの被害に。
しかしマスターパスワードは暗号化、会社では保管していない為、その先の個人情報は流出されなかった。
有料プランへの誘導が強い

料金
・無料プランあり
・プレミアムプラン
  3ドル/月年払い
  ※1人まで
・家族プラン
  4ドル/月年払い
  ※6ユーザーまで

・無料で様々な機能が装備されたパスワード管理ツールを使用したい方。
・有料プランではあるが、緊急時のアクセス機能は秀逸のため、家族がITに弱い場合とてもおすすめ。
・PCは持っていなくモバイルだけ所持の方など、デバイス間の同期を必要としない方にはとてもおすすめ。

公式HP:LastPass(ラストパス)

1Password(ワンパスワード)

出典:https://1password.com/jp

非常にセキュリティが高く、直感的なインターフェースと便利な機能が魅力
企業版は15万社の企業が利用しているという実績。

デバイス間の同期がとてもスムーズでどのデバイスからもアクセス可能。

WatchTower(ウォッチタワー)・トラベルモードなどの機能がおもしろい。

・デバイス間の同期がとてもスムーズでどのデバイスからもアクセス可能。また保存できる情報も、クレジットカードから住所、メモなど何でもOK。
・新しいデバイスでログインする際、パスワードの他に32桁のシークレットキーが必要
この機能があることで、もしマスターパスワードが漏洩してもデバイス登録できずに情報を守ってくれる。
WatchTower(ウォッチタワー)という安全なパスワードか?過去に漏洩していないか?をチェックしてくれる機能がある。
トラベルモードといい、海外旅行の際の入国審査のデバイスチェックの際に、機密性の高い情報を一時的に隠すことができる。もちろんデバイスチェックが終わったらもとに戻せる。

・価格が個人3ドル家族5ドルと少し高い。
・シークレットキーの二重保護の仕組みがあるため、初期設定が大変。
・万人にとてもおすすめ。しかし玄人には細かい設定ができないため物足りない

料金
有料プランのみ
・Individualプラン
  2.99ドル/月 (年払い)
・familiesプラン
  4.99ドル/月 (年払い)
  ※家族5人まで

  月額プランは割高になります。

・非常にセキュリティが高く、直感的なインターフェースと便利な機能が魅力。
・共有プランが充実しているため、家族で使用したい方にはおすすめ。
・初期設定は大変だが、それさえクリアできれば初心者でも使いやすい。

公式HP:1Password(ワンパスワード)

Keeperキーパー

出典:https://www.keepersecurity.com/ja_JP/

ユーザーインターフェースが他ツールに比べやや複雑
しかし、カテゴリーのフォルダ分けなど、細かい設定ができるパスワード管理ツールはこのKeeperのみ

無料プランでも使用できるが、デバイスは1つのみ。保存できるデータは10件までの機能に制限がある。
しかし、クレジットカード情報もOKで、2段階認証も利用できる。

Breach watch(ブリーチウォッチ)というダークウェブ監視機能のお陰で、常にデータが漏れていないか確認できる。

強力なセキュリティ機能便利なパスワード管理機能を提供。
カテゴリーとフォルダ分けが秀逸
また「このカテゴリーのこのフォルダ」は「誰にアクセス権を持たせる」など、細かい設定が可能。
Breach watch(ブリーチウォッチ)というダークウェブ監視機能。常に漏洩データベースに漏れていないか監視する機能があり、もし漏洩していた場合は通知がくるため対応がすぐにできる。
サポート対応が早くすばらしい

・料金が高いこと。
・無料プランの制限が厳しい。
・ユーザーインターフェースがやや複雑。

料金
・無料プラン
・個人プラン
  333円/1 か月
  1年分 4,000 円を一括請求
・ファミリープラン
  667円/1 か月
  1年分 8,000円 を一括請求
  ※家族5人まで

・とにかくセキュリティを重視するユーザーに最適。
細かい設定を必要とする方に特におすすめ

公式HP:Keeperキーパー

Googleパスワードマネージャー
iCloudキーチェーン

出典:https://www.google.com/  https://www.apple.com/

Googlechromeが提供するAndroidに搭載されているパスワードマネージャー。
Appleが提供するiOS 18以降のパスワードアプリ

ともに保管されるパスワードは暗号化されているため安心

・Android・Appleともにもともとインストールされているため、すぐに使える。
・他社のパスワード管理ツールをインストールし、使い方を覚える必要がない。
・すべて無料で使えるが、しっかりと2段階認証の機能もある
パスワード自動生成機能・自動入力機能も使える

・どちらもパスワード管理専門設計では無いため、他と比較すると不安が残る
AndroidはAndroid間のみAppleはApple間のみでしか同期ができない
・家族間ではそれぞれのGoogleアカウント・Appleアカウントにログインしないと使用できない。
ユーザーアカウントにログインされると、すべての情報が漏洩する

・パスワード管理ツールをインストールするのが嫌だけど、パスワード管理ツールを使いたい方。
・とりあえずパスワード管理ツール使ってみたい方。

公式HP:Googleパスワードマネージャー
公式HP:Appleパスワードアプリ

失敗しない!パスワード管理ツールの選び方ガイド

パスワード管理ツールといっても、無料から有料までさまざま。
セキュリティの仕組みや使いやすさも大きく異なります。ここでは、あなたに最適なツールを選ぶための基準をわかりやすくまとめました。

① セキュリティレベル(最重要)

パスワード管理ツールは、あなたのオンライン生活すべての“鍵”を預ける存在。
まず最初に確認すべきなのは暗号化方式とゼロ知識アーキテクチャです。

  • AES-256暗号化(Bitwarden、1Password、LastPassなど)
  • ゼロ知識アーキテクチャ(運営会社でさえデータを見られない仕組み)
  • オープンソースかどうか(透明性が高く、監査されやすい)

特に、クレカ情報や銀行ログインも保存する予定があるなら、ここは妥協しないのが鉄則。

② 2段階認証(2FA)の対応状況

2FAは、マスターパスワードが万が一漏えいしたときの最後の砦です。
Google Authenticator・Authy・YubiKeyなど、多様な認証方法に対応しているものを選ぶと安心。

  • Google/Microsoft認証アプリ
  • ハードウェアキー(YubiKey)
  • メールまたはSMS認証

無料プランで2FAが制限されているケースもあるため注意(例:Bitwardenの一部機能、Keeperの上位機能など)。

③ デバイス間同期の範囲

スマホのみで完結するか、PCも含めて複数デバイスで使うのかで、最適なツールが大きく変わります。

  • スマホ1台だけでOK → 無料のLastPassも選択肢
  • スマホ+PCで同期したい → Bitwarden・1Passwordが優秀
  • 家族で共有したい → 1PasswordのFamilyが最強

デバイス固定があるツール(LastPass無料版)には注意。

④ 使いやすさ(UI・操作性)

毎日使うものだからこそ、操作のしやすさは意外と重要。
初心者向き・玄人向きの傾向は次の通りです。

  • 初心者向け:LastPass、1Password
  • 中級〜上級者向け:Bitwarden、Keeper(設定が細かい)

UIが複雑だと設定ミスが起きやすく、セキュリティ事故の原因にもなるため、自分のレベルに合ったものを選ぶのがおすすめです。

※UI=ユーザーインターフェース(画面の見やすさ)

⑤ サポート品質

  • 早い:1Password、Keeper
  • 普通:LastPass
  • 遅い:Bitwarden(フォーラム主体)

設定で困る可能性が高い初心者ほど、サポート品質は大事。
「メールで丁寧に対応してほしい」「チャットで聞きたい」など、好みに合わせて選ぶのもありです。

⑥ 料金とコスパ

無料で十分なツールもあれば、有料にすることで本領を発揮するものもあります。

  • 無料で最高のコスパ → Bitwarden
  • 家族での共有に最強 → 1Password Family
  • 玄人向けの充実機能 → Keeper(やや高め)

料金は年払いが圧倒的にお得。 「無料で始めて、有料に移行」も現実的な選択肢です。

⑦ そのツールならではの独自機能

以下のような“プラスα”が使えるかで満足度が大きく変わります。

  • WatchTower(1Password):漏洩チェックが超優秀
  • トラベルモード(1Password):海外旅行で情報を一時的に隠せる
  • セキュリティチャレンジ(LastPass):弱いパスワードを一括自動生成
  • ブリーチウォッチ(Keeper):漏洩情報を監視
  • オープンソース(Bitwarden):透明性が高い

ツールごとの「推しポイント」で最終決定すると後悔しません。

まとめ

パスワード管理ツールは、
「覚える手間をなくすため」以上に「家族や自分の資産を守るための保険」です。

今回紹介した5つのツールは、どれも世界的に利用され、
機能・価格・安全性のバランスがとれています。

  • 無料で始めたい → Bitwarden
  • シンプルに使いたい → LastPass
  • とにかく安全性重視 → 1Password
  • 細かい設定をしたい → Keeper
  • 手軽にはじめたい → Google / Appleパスワード

というように、あなたの使い方に合わせて選べるはずです。

それでも決められない方へ

有料なら1Password
無料なら Google / Appleパスワード

UI・操作性とサポートが受けやすいということは、初心者には思っている以上に大切。
有料でしっかりとパスワードを守りたい方にはおすすめです。

また、まずは無料ではじめたいなら、契約なしではじめられる Google / Appleパスワードがおすすめ。
パスワードの使いまわしをしているくらいなら、絶対始めた方がいいですよ。

パスワードの使い回しや手動管理はもう終わりにして、
今日からあなたのデジタル生活を強固に守っていきましょう。

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この記事を書いた人

平均年収でも実現できた「家族の飛行機旅行」

私が年収400万円ほどだった頃、思い切って支出を見直し、飛行機で家族旅行に行きました。

その経験は、私たち家族にとって大きな「人生の分岐点」でした。
特別な家族旅行がもたらしたものは…

・自己肯定感や満足度のアップ

・子どもにとって貴重な体験

・生活改善から資産形成へとつながる一歩

「やっておけばよかった」と後悔する前に、小さくても行動を起こすことが大切です。

この記事では、夫婦+子ども2人の4人家族が、
どうやってお金をやりくりして飛行機旅行を実現したのか?

今も定期的に旅行へ行けている方法は何なのか?

を、FP資格保持者としての視点も交えながら紹介します。

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