最近は銀行やSNS、ショッピングサイトなど、
覚えておくべきパスワードが10個以上あるのが当たり前になりました。
しかし、
・同じパスワードの使い回し
・紙やメモ帳で管理
・スマホのメモに保存
といった管理方法は、リスクが非常に高いことをご存じでしょうか?
先ほどの記事【初心者向け】パスワード管理ツールのメリット・デメリットを徹底解説でもお伝えした通り、
今は「自分で覚える時代」ではなく──
ツールに“安全に、正確に”任せる時代です。
そこで本記事では、
実際に愛用者が多く、世界でも評価されているパスワード管理ツール5つを厳選して比較!
- 無料で十分使えるもの
- 安全性が特に高いもの
- 家族でシェアできるもの
- 初心者でも迷わないもの
など、それぞれの特徴を丁寧に解説します。
あなたに最適な1本がきっと見つかります。
おっとう先生最後に、「あなたに最適なツールを選ぶための基準」をわかりやすくまとめたから見ていってよ
おすすめパスワード管理ツール5選
| ツール名 | 特徴 | コスト | 初心者向け | 家族利用 |
|---|---|---|---|---|
| Bitwarden | 無料で使えるコスパ最強。拡張性も高い。 | 無料~ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
| LastPass | UI※1がわかりやすく、スマホ&PC連携は有料のみ。 | 月額3ドル | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 1Password | 家族共有・複数端末の同期がスムーズ。 | 月額3ドル | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| KeePass | 完全ローカル管理でセキュリティ重視。 | 無料 | ⭐⭐ | ⭐⭐ |
| iCloudキーチェーン Googleパスワードマネージャー | Apple・Androidユーザーなら設定が簡単で一体化。 | 無料 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
Bitwarden(ビットウォーデン)


無料プランでも使いやすいことで有名。
無料プランでできることの一例として、パスワードやクレジットカード情報、メモの保存が無制限でできます。
また複数のデバイス間(スマホとPC。夫スマホと妻スマホなど)で同期も可能。
オープンソースでコードが公開されているため、セキュリティ専門家による監査を受けやすい特徴があります。
料金
・無料プランあり
・プレミアムプラン
1ドル/月年払い
年間10ドル
※1人まで
・家族プラン
4ドル/月年払い
年間40ドル
※6ユーザーまで
・無料で使用したいが、セキュリティは非常に強力、パスワードの保存に関しても安心なものを求める方。
・サポートは少し対応が遅くても大丈夫という方。
公式HP:Bitwarden(ビットウォーデン)
LastPass(ラストパス)


シンプルで直感的なインターフェースが特徴。
パスワード管理初心者でもすぐに使い始めることができる。
無料プランでは無制限のパスワード保存や、自動入力、パスワード自動生成機能がある。
しかしデバイスの固定をされ、デバイス間の同期ができない。
(2021年3月にデバイス制限の改悪があり、モバイルかPCのどちらか1つのみに。)
ゼロ知識アーキテクチャ・セキュリティチャレンジ・緊急時のアクセス機能といった機能がある。
※詳細は下記参照。
料金
・無料プランあり
・プレミアムプラン
3ドル/月年払い
※1人まで
・家族プラン
4ドル/月年払い
※6ユーザーまで
・無料で様々な機能が装備されたパスワード管理ツールを使用したい方。
・有料プランではあるが、緊急時のアクセス機能は秀逸のため、家族がITに弱い場合とてもおすすめ。
・PCは持っていなくモバイルだけ所持の方など、デバイス間の同期を必要としない方にはとてもおすすめ。
公式HP:LastPass(ラストパス)
1Password(ワンパスワード)


非常にセキュリティが高く、直感的なインターフェースと便利な機能が魅力。
企業版は15万社の企業が利用しているという実績。
デバイス間の同期がとてもスムーズでどのデバイスからもアクセス可能。
WatchTower(ウォッチタワー)・トラベルモードなどの機能がおもしろい。
料金
有料プランのみ
・Individualプラン
2.99ドル/月 (年払い)
・familiesプラン
4.99ドル/月 (年払い)
※家族5人まで
月額プランは割高になります。
・非常にセキュリティが高く、直感的なインターフェースと便利な機能が魅力。
・共有プランが充実しているため、家族で使用したい方にはおすすめ。
・初期設定は大変だが、それさえクリアできれば初心者でも使いやすい。
公式HP:1Password(ワンパスワード)
Keeper(キーパー)


ユーザーインターフェースが他ツールに比べやや複雑。
しかし、カテゴリーのフォルダ分けなど、細かい設定ができるパスワード管理ツールはこのKeeperのみ。
無料プランでも使用できるが、デバイスは1つのみ。保存できるデータは10件までの機能に制限がある。
しかし、クレジットカード情報もOKで、2段階認証も利用できる。
Breach watch(ブリーチウォッチ)というダークウェブ監視機能のお陰で、常にデータが漏れていないか確認できる。
料金
・無料プラン
・個人プラン
333円/1 か月
1年分 4,000 円を一括請求
・ファミリープラン
667円/1 か月
1年分 8,000円 を一括請求
※家族5人まで
・とにかくセキュリティを重視するユーザーに最適。
・細かい設定を必要とする方に特におすすめ。
公式HP:Keeper(キーパー)
Googleパスワードマネージャー
iCloudキーチェーン


Googlechromeが提供するAndroidに搭載されているパスワードマネージャー。
Appleが提供するiOS 18以降のパスワードアプリ。
ともに保管されるパスワードは暗号化されているため安心。
・パスワード管理ツールをインストールするのが嫌だけど、パスワード管理ツールを使いたい方。
・とりあえずパスワード管理ツール使ってみたい方。
公式HP:Googleパスワードマネージャー
公式HP:Appleパスワードアプリ
失敗しない!パスワード管理ツールの選び方ガイド
パスワード管理ツールといっても、無料から有料までさまざま。
セキュリティの仕組みや使いやすさも大きく異なります。ここでは、あなたに最適なツールを選ぶための基準をわかりやすくまとめました。
① セキュリティレベル(最重要)
パスワード管理ツールは、あなたのオンライン生活すべての“鍵”を預ける存在。
まず最初に確認すべきなのは暗号化方式とゼロ知識アーキテクチャです。
- AES-256暗号化(Bitwarden、1Password、LastPassなど)
- ゼロ知識アーキテクチャ(運営会社でさえデータを見られない仕組み)
- オープンソースかどうか(透明性が高く、監査されやすい)
特に、クレカ情報や銀行ログインも保存する予定があるなら、ここは妥協しないのが鉄則。
② 2段階認証(2FA)の対応状況
2FAは、マスターパスワードが万が一漏えいしたときの最後の砦です。
Google Authenticator・Authy・YubiKeyなど、多様な認証方法に対応しているものを選ぶと安心。
- Google/Microsoft認証アプリ
- ハードウェアキー(YubiKey)
- メールまたはSMS認証
無料プランで2FAが制限されているケースもあるため注意(例:Bitwardenの一部機能、Keeperの上位機能など)。
③ デバイス間同期の範囲
スマホのみで完結するか、PCも含めて複数デバイスで使うのかで、最適なツールが大きく変わります。
- スマホ1台だけでOK → 無料のLastPassも選択肢
- スマホ+PCで同期したい → Bitwarden・1Passwordが優秀
- 家族で共有したい → 1PasswordのFamilyが最強
デバイス固定があるツール(LastPass無料版)には注意。
④ 使いやすさ(UI・操作性)
毎日使うものだからこそ、操作のしやすさは意外と重要。
初心者向き・玄人向きの傾向は次の通りです。
- 初心者向け:LastPass、1Password
- 中級〜上級者向け:Bitwarden、Keeper(設定が細かい)
UIが複雑だと設定ミスが起きやすく、セキュリティ事故の原因にもなるため、自分のレベルに合ったものを選ぶのがおすすめです。
※UI=ユーザーインターフェース(画面の見やすさ)
⑤ サポート品質
- 早い:1Password、Keeper
- 普通:LastPass
- 遅い:Bitwarden(フォーラム主体)
設定で困る可能性が高い初心者ほど、サポート品質は大事。
「メールで丁寧に対応してほしい」「チャットで聞きたい」など、好みに合わせて選ぶのもありです。
⑥ 料金とコスパ
無料で十分なツールもあれば、有料にすることで本領を発揮するものもあります。
- 無料で最高のコスパ → Bitwarden
- 家族での共有に最強 → 1Password Family
- 玄人向けの充実機能 → Keeper(やや高め)
料金は年払いが圧倒的にお得。 「無料で始めて、有料に移行」も現実的な選択肢です。
⑦ そのツールならではの独自機能
以下のような“プラスα”が使えるかで満足度が大きく変わります。
- WatchTower(1Password):漏洩チェックが超優秀
- トラベルモード(1Password):海外旅行で情報を一時的に隠せる
- セキュリティチャレンジ(LastPass):弱いパスワードを一括自動生成
- ブリーチウォッチ(Keeper):漏洩情報を監視
- オープンソース(Bitwarden):透明性が高い
ツールごとの「推しポイント」で最終決定すると後悔しません。
まとめ
パスワード管理ツールは、
「覚える手間をなくすため」以上に「家族や自分の資産を守るための保険」です。
今回紹介した5つのツールは、どれも世界的に利用され、
機能・価格・安全性のバランスがとれています。
- 無料で始めたい → Bitwarden
- シンプルに使いたい → LastPass
- とにかく安全性重視 → 1Password
- 細かい設定をしたい → Keeper
- 手軽にはじめたい → Google / Appleパスワード
というように、あなたの使い方に合わせて選べるはずです。
有料なら1Password
無料なら Google / Appleパスワード
UI・操作性とサポートが受けやすいということは、初心者には思っている以上に大切。
有料でしっかりとパスワードを守りたい方にはおすすめです。
また、まずは無料ではじめたいなら、契約なしではじめられる Google / Appleパスワードがおすすめ。
パスワードの使いまわしをしているくらいなら、絶対始めた方がいいですよ。
パスワードの使い回しや手動管理はもう終わりにして、
今日からあなたのデジタル生活を強固に守っていきましょう。









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